ピッチ編集の誤検出・ビブラート・フォルマントを確認する
オクターブ誤検出や分割ノートを直し、ビブラート・声質・タイミングを別々に確認する編集手順。
ピッチエディタに表示されたノートは、録音の解析結果です。楽譜として確定した正解ではありません。最初に誤検出を直し、その後で音程や表情を調整すると、意図しない補正を減らせます。
編集前に1フレーズを決める
原音を残し、歌い出しと語尾が両方入る短い範囲を選びます。伴奏を小さく流しながら、耳で聞こえる音と表示ノートを比べます。全曲へ一括適用する前に、その範囲の操作を確かめます。
よくある誤検出
- 1オクターブ上に飛ぶ:声の倍音を拾った可能性があります。前後のノートと聴き比べ、必要なら12半音単位の修正候補を試します。
- 1音が細かく割れる:ビブラートや子音の影響が考えられます。ノート統合が選べる場合も、別の音節までまとめないよう区間を聴きます。
- 息にノートがある:無声音に音程を強制しないよう、対象を外す・補正を弱めるなど、画面で可能な操作を選びます。
3種類の変更を混同しない
| 変更 | 確認すること |
|---|---|
| ピッチ | 伴奏に合う高さか |
| ビブラート | 音の揺れが歌い方に合うか |
| フォルマント | 声の太さ・母音の印象が変わりすぎないか |
1項目ずつ変えて比較します。高さと声質を同時に大きく動かすと、違和感の原因を特定しにくくなります。
タイミングとカスタムスケール
音程を揃える操作は、リズムの修正とは別です。歌い出しが遅い場合は波形と拍を見て確認します。また、カスタムスケールで許可音を絞ると、経過音まで隣の音へ移ることがあります。すべてを同じスケールに押し込まず、フレーズごとに聴きます。
最後に原音と比較する
同じ開始位置と音量で、編集あり・なしを交互に聴きます。画面の線が整っていても、言葉や表情が失われたら補正を戻します。保存時は編集後と原音を別名にして残してください。
短いフレーズで実際に試す
LA Studioのピッチエディターに短い歌声を読み込むか、サンプルボタンを使います。検出されたキーを確認してからNaturalを選び、原音を聴きます。Apply後のWAVを保存して、同じフレーズを比較してください。設定・実画面・原音と補正後のサンプルで一連の操作を確認できます。デスクトップのノート編集との違いはMelodyne比較にまとめています。