LA STUDIO

WAV・MIDI・ステムを書き出す前のチェック

書き出し範囲、サンプルレート、MIDI音源、ステムの位置合わせを確認します。

書き出しで最初に決めるのは、完成した音を渡すのか、後から編集できる素材を渡すのかです。WAVミックス、トラック別音声、MIDIはそれぞれ役割が違います。

形式を選ぶ

  • WAVミックス:別プレイヤーで完成形を聴くため。
  • トラック別音声:他の環境で音量や加工をやり直すため。現在の画面で提供される書き出し方法を確認します。
  • MIDI:ノートを編集するため。音源サンプルや録音された歌は含まれません。

実行前の確認

  1. ソロ・ミュートを確認し、不要な原音の二重再生がないか聴きます。
  2. 書き出し範囲に曲の始まりと最後の余韻が入っているか確認します。
  3. 音量が上限でつぶれていないか確認します。
  4. 形式、サンプルレート、利用プランの条件を確認して書き出します。

高いサンプルレートなら高音質とは限らない

元が低いサンプルレートの音源を96 kHzで保存しても、失われた情報が戻るわけではありません。提出先の指定やプロジェクトの用途に合わせます。不要な変換を繰り返さず、編集途中の音源は可逆形式で残します。

ステムの開始位置

各トラックを別々に保存するときは開始時刻を揃えます。無音を削った位置がトラックごとに違うと、相手のDAWでずれます。最初の小節と終わりの目印を決め、読み込み直して確認します。

書き出した後に確認する

別プレイヤーで音声を開き、長さ、左右、冒頭、サビ、最後を聴きます。MIDIは別プロジェクトで音源を割り当て、ノートとテンポを確認します。ネイティブプラグインを使う場合は、オフライン書き出しに対応するとは限らないため、利用可能な録音・書き出し方法で結果を検証します。

現在のExport画面で選ぶ項目

DAWに音声を取り込むとExportを使えます。空のタイムラインではボタンが無効になります。

項目確認すること
Format音声を渡す場合はWAV、ノートを渡す場合はMIDI。
Export scopeミックスかトラック別かを選択。トラック別の出力はZIPになります。
Sample Rate / Bit Depth無料枠は44.1kHz・最大24bit。より高い設定にはPro条件があります。
Normalize音量調整が必要か選択。前後を同じレベルで比較する場合は設定を揃えます。
  1. 短い元音声でFormatをWAV、ミックス出力、44.1kHz、24bitにします。
  2. Exportを押し、完了後に保存されたファイルを別プレーヤーで開きます。
  3. 冒頭、最大音量の箇所、末尾を聞き、無音や切れがないか確認します。比較用の短い歌声も利用できます。由来は音声例に記載しています。

96kHz・32bitは書き出し形式の選択肢で、音質改善の保証ではありません。トラック別ファイルは再取り込みして、同じ開始位置でそろうか確認してください。

DAWのExport画面。WAV、Full mix、44.1kHz、24-bitとNormalizeの選択肢
2026年9月7日の実画面。短い歌声の取り込みからWAV保存まで確認しました。