無料のMelodyne代替:ブラウザでノート単位のピッチ編集
Melodyneはピッチ編集の業界標準ですが、一番安いEssentialでも99ドル、本領を発揮する上位グレードはさらに高価です。「ボーカルのピッチをノート単位で直したいだけ」なら、ブラウザで動く無料ツールで同じワークフローを試せます。
LA StudioのオートチューンはAIが歌声を解析してノートに分割し、Melodyneと同じようにノートをドラッグして音程を修正できます。ビブラート量・フォルマント・ドリフトの調整、キー検出、ワンクリックの自動補正にも対応。ファイルはアップロードされず、すべてブラウザ内で処理されます。
処理はブラウザ内で完結 — 音源はサーバーにアップロードされません。
Melodyneが今も優れている点
公平に言って、Melodyneには代替の効かない機能があります。上位グレードのDNA(和音を構成音単位で編集できるポリフォニック編集)はいまだに他に類がなく、ARA2対応DAWとの統合はプロのミキシングワークフローに深く組み込まれています。タイミング編集やスケール編集の細かさも上です。
つまり「スタジオ仕事で毎日使う」「ギターやピアノの和音を編集したい」ならMelodyneを買う価値があります。一方「自分の歌ってみたやデモのボーカルを直したい」だけなら、無料ツールで十分なことが多いはずです。
LA Studio vs Melodyne 比較表
主要な違いをまとめました(Melodyneの仕様は2026年7月時点の公開情報です)。
| LA Studio | Melodyne | |
|---|---|---|
| 価格 | 無料(Pro $5/月で無制限) | $99〜(上位グレードは数倍) |
| 動作環境 | ブラウザ(インストール不要) | Mac/Windowsにインストール(プラグイン/スタンドアロン) |
| ノート単位のピッチ編集 | ○ | ○ |
| ビブラート/フォルマント調整 | ○ 無料で使える | ○(グレードによる) |
| 和音の編集(ポリフォニック) | × ボーカルなど単旋律向け | ○ 上位グレードのDNA |
| DAW統合 | WAV書き出しで連携 | ○ ARA2でシームレス |
| 登録・ログイン | 不要(無料は1日の適用回数に上限) | ライセンス認証が必要 |
| スマホ/Chromebook | ○ ブラウザがあれば動く | × |
Melodyneの価格・機能はCelemony公式サイトの公開情報(2026年7月確認)に基づきます。
Melodyneを選ぶべき人
プロのボーカルエディットを日常的に納品する人、ギター・ピアノなど和音楽器のピッチを編集したい人、ARA2でDAWから直接編集したい人はMelodyneが正解です。逆に、たまにボーカルを直す・まず試したい・PCにソフトを入れたくない人は、無料のブラウザ版から始めるのが合理的です。
無料で試す手順
- ボーカルを読み込む録音済みのボーカルファイルをドラッグ&ドロップ。AIがノートに分割し、キーを自動検出します。
- ノートを編集する外れたノートをドラッグして修正。ビブラートやフォルマント、補正の強さもノート単位で調整できます。
- 書き出す仕上がりをWAVで書き出して、お使いのDAWにそのまま読み込めます。
よくある質問
本当に無料ですか?
ノート編集・試聴は無料で、書き出しの適用は無料枠(1日あたりの回数制限)があります。無制限にしたい場合はPro($5/月)か、24時間パス(¥200)があります。
音源はアップロードされますか?
いいえ。解析も補正もすべてブラウザ内で実行され、音源が外部サーバーに送られることはありません。
和音(ギターやピアノ)も編集できますか?
できません。単旋律のボーカル向けです。和音単位の編集が必要な場合は、MelodyneのDNA搭載グレードが現状ほぼ唯一の選択肢です。
Melodyneのようなノート表示はありますか?
はい。検出されたノートがピアノロール上に表示され、ドラッグで音程を、ハンドルでタイミング範囲を編集できます。
T-Painのようなケロケロボイスにもできますか?
できます。Retune速度を最速にするハードチューンモードがあり、ワンクリックで切り替えられます。