LA STUDIO

録音ノイズを減らす手順と、声を削りすぎない確認方法

ノイズ除去をかける前の切り分け、同じ音量での比較、語尾・息・無音区間の確認を解説。

ノイズ除去は、録音された声と不要な音を推定して分ける処理です。LA Studioのノイズ除去は音声向けのDeepFilterNet系モデルをブラウザ内で実行します。音楽全体の修復や、割れた声の復元を保証するものではありません。

処理前に原因を分ける

  • 一定のサー音・空調音:ノイズ除去で改善するか試す対象です。
  • 別の人の声やBGM:目的の声と似た成分があり、残ったり、目的の声まで削られたりします。
  • 部屋の反響:雑音と残響は別問題です。マイクを近づけた録り直しのほうが有効な場合があります。
  • 音割れ:録音時の入力過大を疑います。ノイズ除去で元の波形には戻せません。

短い区間で試す

  1. 原音を別名で保存してから、ノイズ除去にファイルを読み込みます。
  2. 最初は、話し声と無音の両方を含む短い録音で処理します。長い素材を繰り返す前に、端末で正常に動くか確認します。
  3. 原音と結果の再生音量を近づけ、同じ区間を交互に聴きます。無音部分だけで判定しないでください。
  4. 問題がなければ結果を保存します。後で再編集できるよう原音も残します。

実際に聴く3か所

語頭:「さ」「た」などの子音が弱くなっていないか。語尾:小さくなる声が急に切れていないか。息継ぎ:呼吸が不自然に消えたり、金属的な音になったりしていないか。雑音が少し残っても、話の聞き取りやすさが保たれた結果を選びます。

複数ファイルを処理するとき

話者、マイク、部屋が変わると処理結果も変わります。代表の1本だけで判断せず、収録条件ごとに確認します。処理済みファイルを再び処理すると声の損傷が増える場合があるため、やり直しは原音から始めます。全ファイルの一括処理が必ず利用できると想定せず、現在の画面で選べる単位で進めます。

再録音できるなら

空調やPCファンからマイクを離し、机の振動を拾わない位置に置きます。大声でピークが振り切れない入力レベルに調整し、話す距離を一定にします。録音チェックリストも併用してください。

雑音を加えた素材で前後を比較する

Noise Removalの比較例では、同じ歌声に一定の雑音を加えた入力と、実際のDenoise処理後を聴けます。無音部分だけでなく声自体も比べてください。歌声を使った操作例であり、会話や屋外録音の性能を示すベンチマークではありません。