LA Studioのマスタリング:ローカル調整とリファレンス処理
AI MASTERの入口、分析の限界、ローカル処理とクラウドの違い、書き出し前の確認。
LA Studioのマスタリングはエディタ内のDEVICESラックで行います。ローカルの「AI MASTER」と、クラウドの「リファレンス曲マッチング」は別の処理です。前者は音量・音色を整えるためのチェーンを作り、後者は参照音源を使う有料機能です。
ローカルAI MASTERを開く
- マスタリング用にエディタを開き、仕上げたいミックスの音声を読み込みます。
- マスターのDEVICESラックで「AI MASTER」を開きます。
- ジャンルとターゲットを選び、「マスターチェーンを構築」を押します。
- 追加されたEQ、コンプレッサー、サチュレーション、リミッターを確認し、必要に応じて手動で調整します。
この分析がしていること
現在の実装は、読み込まれた音声の大きい区間を使って帯域バランス、RMS、ピークと平均の差を調べ、プリセットの設定を補正します。ニューラルモデルが全曲を聴いて最終品質を判定する仕組みではありません。空のプロジェクトや、解析対象の音声がない場合は、実音源の分析結果が得られません。
「配信 −14 LUFS」「音圧重視 −9 LUFS」は設定の目標です。出力が厳密にそのラウドネスへ一致したことを保証する測定結果ではありません。納品仕様がある場合は、書き出したファイルを別のラウドネスメーターでも確認してください。
リファレンス曲マッチングとの違い
リファレンスモードは、プロジェクトのミックスと指定した参照音源をクラウドへ送信して処理します。ローカルAI MASTERの操作とは別で、ログインとプラン・クレジット条件を実行前に確認します。参照曲を送信する権限も必要です。
仕上がりの確認
- 処理前後の再生音量を近づけて比較する。
- キックやスネアのアタックがつぶれていないか聴く。
- サビだけでなく静かな部分のノイズや息の持ち上がりも確認する。
- 書き出しの終わりでリバーブが途中で切れていないか確認する。
マスタリングで声と伴奏のバランスを根本から変えるのは困難です。声が小さすぎる場合は、MIX段階へ戻って調整します。