Neural Amp Modeler(NAM)の使い方:入力・モデル・IR
ブラウザのNAMで音を出すまでの順序と、二重モニター・IRの重複・遅延の切り分け。
NAM(Neural Amp Modeler)は、アンプなどの振る舞いを学習したモデルを使う処理です。LA Studioではブラウザ内のNAM機能を利用できます。プラグインのネイティブVSTをブラウザに直接読み込む操作とは異なります。
準備するもの
ギター、楽器入力を備えたオーディオインターフェース、有線ヘッドホンを用意します。入力ゲインはモデルの歪み方にも影響するので、音が割れない範囲で調整します。外部モデルを使う場合は配布元の利用条件も確認します。
音が出るまで
- ギターアンプの入口からNAMの画面を開きます。
- ブラウザのマイク許可と入力機器を確認し、まず入力信号が届くか確かめます。
- 使うアンプモデルを選びます。モデルにキャビネットの特性が含まれるかを配布元の説明で確認します。
- 必要な場合だけキャビネットIRを加え、出力音量を下げた状態から試奏します。
IRを重ねすぎない
アンプだけのモデルと、スピーカー・マイクまで含むモデルでは必要な後処理が異なります。後者にさらにキャビネットIRを加えると、高域が落ちてこもる場合があります。モデルとIRを1つずつ切り替え、同じフレーズで比較します。
遅延と二重の音
機器のダイレクトモニターとブラウザのモニターが同時に鳴ると、生音と処理音が重なります。どちらを聴くか選んでください。Bluetoothや重い処理は遅延の原因になります。ブラウザがすべてのオーディオドライバー設定を制御できるとは限りません。
録音を残す
後から音作りを変えたい場合は、クリーンなDI音も保存します。歪ませた音だけを書き出すと、元のクリーン音へ戻すことはできません。使用モデル名とIR名も記録すると、別日に同じ音を再現しやすくなります。
モデルとIRを別々に聴く
入力・NAM・NAM+IRの3音源を同じフレーズで比較できます。実録のギターDIではなく合成プラック音を使い、本番の処理エンジンで書き出した教材です。入力0 dB・出力−12 dBで、出力後の音量合わせはしていません。モデルとIRによる音色の変化を聴く例であり、リアルタイム遅延の測定ではありません。