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ハミングで作曲する方法【初心者向け完全ガイド・無料】

ハミングで作曲できる?初心者が最初に知っておくべきこと

「シャワーを浴びていたら急に良いメロディが浮かんだ」「通勤中に鼻歌が止まらない」──そんな経験はありませんか?ハミングや鼻歌は、立派な作曲の出発点です。プロのソングライターも多くが「最初はハミングから始める」と語っており、楽器が弾けなくても、楽譜が読めなくても、頭の中にあるメロディさえあれば曲を作ることができます。

この記事では、「ハミングで作曲したい初心者」が知りたいことをすべてカバーします。具体的には「①思いついたメロディをすぐ録音する方法」「②ハミングをMIDIに変換する手順」「③DTMで曲として仕上げるまでのフロー」を、無料ツールだけで実践できるよう解説します。

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なぜ「ハミングから作曲」がおすすめなのか

作曲の入門書では「まずコード進行を覚えよう」「スケールを勉強しよう」と書かれていることが多いですが、初心者がそこから始めると挫折しやすいのが現実です。

ハミングから始める方法には次のメリットがあります。

  • 楽器不要・楽譜不要:声さえあれば今日から始められる
  • 音楽理論ゼロでもOK:感覚で「良いメロディ」を生み出せる
  • 記憶が消える前に形にできる:インスピレーションはその場でキャプチャできる
  • 後から理論に落とし込める:ハミングをMIDI化してから音楽理論を学ぶ順番でも問題ない

実際、BeatlesのポールマッカートニーはYesterdayのメロディを夢の中でハミングしながら思いつき、「既存の曲を思い出しているのではないか」と数日間確認し続けたという逸話があるほどです。

ステップ1:思いついた瞬間にハミングを録音する

メロディは時間が経つと忘れてしまいます。「また思い出せるから大丈夫」は危険な過信です。思いついた瞬間にスマートフォンのボイスメモアプリで録音する習慣をつけましょう。

スマートフォンでの即録音

  • iPhone:標準アプリ「ボイスメモ」を使う。ホーム画面に追加しておくと素早く起動できる
  • Android:「レコーダー」アプリ(機種による)またはGoogle Keepの音声メモ機能

録音のコツは以下の3つです。

  1. リズムも一緒に口で表現する:「タン・タタ・タン」など、リズム感もわかるように録音する
  2. 複数テイク録っておく:同じメロディを2〜3回録音することで、微妙なニュアンスのズレを後から比較できる
  3. ファイル名にキーワードをつける:「Bメロ候補_悲しい感じ」のように後で探しやすくしておく

ステップ2:録音したハミングをPCに取り込む

スマホで録音したボイスメモは、次のいずれかの方法でPCに移します。

  • AirDrop(iPhone → Mac):最速。ボイスメモを開き「共有 → AirDrop」
  • iCloud Drive / Google Drive:スマホからクラウドにアップ → PCでダウンロード
  • USB接続:iPhoneはiTunes経由、AndroidはMTPで直接コピー

音声ファイルの形式はm4aやmp3でも問題ありません。WAVに変換しなくても後のステップで対応できます。

ステップ3:ハミングをMIDIに変換する(無料)

ここが初心者にとって最大のハードルだった部分ですが、2024年現在はブラウザだけで無料でハミング→MIDI変換ができるようになっています。

コンピューターで音楽制作をしている手元

Voice to MIDIツールの使い方

LA StudioにはVoice to MIDI(声・ハミングをMIDIトラックに変換するブラウザ内ツール)が搭載されています。インストール不要・無料で使えます。手順は以下のとおりです。

  1. LA Studioのエディタをブラウザで開く(Chromeを推奨)
  2. メニューから「Voice to MIDI」を選択する
  3. マイクへのアクセスを許可する
  4. 録音ボタンを押してハミングを歌う(または録音済み音声ファイルをアップロードする)
  5. 変換されたMIDIトラックがエディタ上に表示される
  6. ピアノロールでノートの位置・長さを微調整する

変換精度を上げるためのコツ:

  • 雑音の少ない場所で歌う(風呂場や布団をかぶるのも有効)
  • 一音一音をはっきり区切って歌う
  • BPM(テンポ)を自分の中で意識しながら歌う

音声ファイルを使う場合は、別途Audio to MIDI変換(Basic Pitch)機能も利用できます。これはONNXモデルをブラウザ内で動かすため、データをサーバーに送信せずローカルで処理できます。

ステップ4:MIDIをピアノロールで整える

変換されたMIDIは完璧ではありません。ハミングの微妙な音程のブレやリズムのズレが残っていることがあります。ピアノロールで以下の点を修正しましょう。

音程(ピッチ)の修正

  • 各ノートが正しい音名(C, D, E…)に乗っているか確認する
  • 半音ずれているノートは上下にドラッグして修正
  • 「スナップ」機能をONにすると、半音単位でのズレを自動修正できる

リズム(タイミング)の修正

  • ノートの開始位置をグリッドに合わせる(LAメニューからグリッドサイズを設定可能)
  • 音符の長さが短すぎる・長すぎる場合はノートの右端をドラッグして調整
  • クォンタイズ機能を使うと自動でグリッドにスナップされて便利

この作業を通じて、頭の中のメロディが楽譜として可視化されます。ピアノロール画面を眺めながら「こんな音程で動いていたんだ」と気づけることも、初心者が音楽理論を体感的に学ぶ良い機会です。

ステップ5:メロディに伴奏をつけて曲に仕上げる

MIDIメロディができたら、次は伴奏(コード・ドラム・ベース)をつけて曲らしくしていきます。

コード進行を決める

メロディに合うコードを見つけるには以下の手順が簡単です。

  1. メロディの最初の音を確認する(例:Eの音から始まっている)
  2. その音が含まれるコードをいくつか試す(例:Eを含む→Em, E, C, Am等)
  3. 打ち込んで再生しながら「しっくりくる」コードを選ぶ

理論的な説明をすると、メロディのキー(調)をBPM/キー検出ツールで自動判定させると効率的です。ハミング音声をアップロードするだけでキーとBPMが自動解析されます。

ドラムとベースを追加する

  • ドラム:ピアノロールのドラムモードでキックとスネアの基本パターン(4/4拍子なら1・3拍目にキック、2・4拍目にスネア)を打ち込む
  • ベース:コードのルート音(一番下の音)をベーストラックに打ち込む。基本的に1小節1音から始めると簡単

音色を選ぶ

LA Studioでは以下のプラグインインストゥルメントが無料で使えます。

  • Salamander Grand Piano:リアルなグランドピアノ音源(メロディ・コードに最適)
  • Surge XT:シンセサイザー(ポップス・エレクトロニカに幅広く対応)
  • Vital:スペクトルウェーブテーブルシンセ(クオリティの高いパッドやリードサウンド)
  • SFZサンプラー:ストリングス・ブラス・ドラム等24種以上の音源を収録

ステップ6:ミックスして書き出す

各トラックの音量バランスを整えるミックス作業も、DAW内で完結できます。

  1. メロディが一番前に聞こえるよう、他のトラックのフェーダーを下げる(目安:ドラム・ベースはメロディの70%程度の音量)
  2. メロディトラックにリバーブをかけて空間感を出す(リバーブのRoom Sizeは20〜40%程度から試す)
  3. マスターバスにコンプレッサーをかけて全体のダイナミクスを整える
  4. エクスポート機能でWAVまたはMP3に書き出す
ミキシングコンソールと音楽スタジオの機材

ハミング作曲をさらに上達させるためのヒント

毎日1分ハミングを録音する習慣

作曲のアイデアは「作ろうとしているとき」より「何もしていないとき」に浮かびやすいです。シャワー中、散歩中、眠る前──そんな瞬間にスマホを手の届くところに置く習慣が上達の近道です。1ヶ月続けると30本以上の素材ができます。

AI音楽生成との組み合わせ

完成したメロディMIDIを参考に、LA StudioのAI音楽生成(ACE-Step / MusicGen)で伴奏を自動生成させることもできます。「作ったメロディに合う雰囲気のBGMを自動生成 → それを参考にアレンジを考える」という逆引き学習法も効果的です。

ステム分離で好きな曲を研究する

プロの曲がどんなメロディラインを使っているか研究するには、AIステム分離ツールでボーカルやメロディトラックだけを取り出して聴き込む方法があります。ボーカル・ドラム・ベース・その他の4〜6トラックに分離できるため、「このメロディはこう動いているのか」と視覚的に分析できます。

よくある質問

Q. 音痴でもハミングから作曲できますか?

A. できます。Voice to MIDIやAudio to MIDI変換ツールは、完璧なピッチでなくても概ねのメロディラインを拾ってくれます。ズレた部分はピアノロールで手修正すればOKです。むしろ「音痴」と感じる人の方が、独特のメロディラインを持っていることが多いです。

Q. スマホだけで完結できますか?PCは必要ですか?

A. ハミングの録音はスマホだけで完結できます。ただしMIDI変換・DTM編集・書き出しはPCブラウザで行うのが現実的です。LA StudioはChrome・Edge等の最新ブラウザで動作し、MacでもWindowsでもChromebookでも使えます。

Q. 鼻歌を録音してからMIDIに変換するまで、有料ツールは必要ですか?

A. 今回紹介した方法はすべて無料で実践できます。LA StudioのVoice to MIDI・Audio to MIDI変換・ピアノロール編集・ミックス・エクスポートまで、基本機能はすべて無料・登録不要で利用可能です。

Q. ハミングから変換したMIDIの音程が大幅にズレています。どうすればいいですか?

A. 変換精度は録音環境と歌い方に大きく依存します。改善策は①静かな環境で録音する、②マイクに近づいて歌う(スマホを口から15〜20cm程度の距離に)、③一音ずつゆっくりはっきり歌う、の3点です。それでもズレる場合は、ピアノロール上でノートを1つずつ正しい位置にドラッグして手修正するのが確実です。ピアノロールのキーボードを押しながら確認できるので、「この音だったかな」と照らし合わせながら作業できます。

Q. 作ったメロディにコードをつける理論的な方法がわかりません。

A. 最初は理論を気にしすぎなくて大丈夫です。まず「Cメジャースケール(ドレミファソラシド)だけで作る」と決めてしまうのが最も簡単な始め方です。Cメジャーで作ったメロディには、C・Am・F・Gの4コードが8〜9割の場面でフィットします。まずこの4つを試してみてください。理論は「なぜこのコードが合うのか」を後から学ぶくらいのペースで十分です。

まとめ:ハミングは最強の作曲ツール

楽器が弾けなくても、楽譜が読めなくても、頭の中にメロディがあれば曲は作れます。重要なのは「思いついた瞬間に録音する」習慣と、「録音をMIDIに変換してDTMで形にする」フローを知っていることです。

今回紹介した手順をまとめると:

  1. スマホのボイスメモで即録音
  2. PCにファイルを転送
  3. Voice to MIDI / Audio to MIDIでMIDI変換
  4. ピアノロールで音程・リズムを整える
  5. コード・ドラム・ベースを追加
  6. ミックスしてエクスポート

このフローを無料・インストール不要で実践できるのがLA Studio(ブラウザDAW)です。今すぐブラウザで開いて、あなたの鼻歌を最初の曲に変えてみてください。

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