LA STUDIO

曲のBPMとキーを調べる:倍テンポ・半テンポの見分け方

BPM検出結果を拍で確認し、半分・倍の候補を選ぶ手順。120 BPMの確認用クリック音源つき。

BPMは1分あたりの拍数です。曲をBPM検出へ読み込むと、テンポとキーを推定できます。LA Studioは音声ファイルをブラウザ内で解析します。曲名の検索ではないため自作曲も入力できますが、ライブ演奏やテンポが変わる曲の全区間を1つの値で表せるとは限りません。

確認用の120 BPM音源

120 BPM・16秒の合成クリック音源をダウンロードして、ツールに読み込めます。0.5秒おきにクリックを配置した学習用素材です。これは作成条件の説明であり、検出精度の実測値ではありません。打音だけなので、表示されたキーを調性の正解として扱わないでください。

曲を解析して拍を確認する

  1. 曲を読み込み、解析が終わるまで待ちます。エディタ内ではBPM & Keyパネルで結果を確認できます。
  2. ドラムや伴奏に合わせて拍を数えます。60 BPMなら1秒に1拍、120 BPMなら0.5秒に1拍です。
  3. 表示が聴感の半分・倍なら、パネルの半分・倍の切り替えを試します。例:80と160は同じ音楽を異なる拍の取り方で数えた候補です。
  4. 曲の後半でも拍が合うか確認します。冒頭だけ一致して後半でずれる場合、テンポ変化か、推定値の小さな誤差を疑います。

キーは候補として扱う

CメジャーとAマイナーのように同じ音を多く使う調は、判定が入れ替わることがあります。最後に落ち着く音やベースを楽器で合わせて確かめます。転調のある曲は区間ごとに確認します。信頼度の値が出ても、正解率を表すとは限りません。

テンポを編集に使う例

4分音符の長さは「60,000 ÷ BPM」ミリ秒です。120 BPMでは500 ms、8分音符は250 ms、付点8分音符は375 msです。これはディレイ時間の出発点になります。4/4拍子の4小節は16拍なので、120 BPMなら8秒です。ループを切り出すときは、この長さと実際の波形の拍頭を両方確認します。

誤検出しやすい素材

静かなイントロ、強いシンコペーション、打楽器の少ない曲は複数のテンポ候補があり得ます。解析を繰り返して同じ数字が出ても、それだけで正しいとは言えません。タップテンポやメトロノームで、人が拍を確認する工程を残してください。

この音源を本番ツールで試した結果

2026年9月6日、macOS上のChrome 152で上記の合成クリックを本番のBPM検出へ読み込み、120 BPMの表示を確認しました。一方、打音のみの素材にもB minor・信頼度69%が表示されました。この例は「数値が表示されること」と「音楽的に意味のあるキーがあること」の違いを示します。1素材・1環境の確認であり、一般の楽曲での精度や速度を保証しません。

120 BPMの合成クリックを解析したLA Studioの実画面。BPM 120とキーB minorが表示されている
実際の本番画面。入力音源は上からダウンロードして再確認できます。

和音のある教材でキーを確認する

CメジャーとAマイナーの試聴例はコード進行を設計した合成音源です。実測のキー表示は設計と一致し、120 BPMの発音間隔に対するテンポ表示は118/119 BPMでした。入力条件と表示結果の差を確かめながら使ってください。