Suno AI 使い方完全ガイド:プロンプトのコツ5選【2025年版】
Suno AIで「思い通りの曲」を作るためにプロンプトが9割
「Suno AI 使い方」で検索しているあなたが最も知りたいのは、どう入力すれば自分のイメージ通りの曲が生成できるか、ではないでしょうか。Suno AIはURLを開けばすぐ使える手軽さが魅力ですが、何も考えずにプロンプトを入れると「なんとなく音楽っぽいもの」しか出てきません。
この記事では、Suno AIのプロンプト構造を体系的に解説し、プロが実践する5つのコツを具体的な記述例つきで紹介します。さらに、生成した音楽素材をDAWに取り込んでさらに磨き上げる実践ワークフローまでカバーするので、初心者から中上級者まで役立てていただける内容になっています。
Suno AIとは?基本の使い方を3分でおさらい
Suno AIは、テキストのプロンプトを入力するだけで歌詞・メロディ・アレンジ・ボーカルをまるごと生成できるAI作曲サービスです。2024年末から2025年にかけてv4モデルに更新され、音質・表現力が飛躍的に向上しました。
アカウント登録と基本操作
- Suno公式サイト(suno.com)にアクセスし、Googleアカウントなどでサインイン
- 「Create」画面を開き、テキストボックスにプロンプトを入力
- 「Song Description」(曲の説明)を入力するシンプルモードか、「Custom Mode」でより細かく指定するかを選択
- 「Create」ボタンを押すと約30〜60秒で2バリエーションが生成される
- 気に入ったバージョンを選んで「Download」からMP3をダウンロード
無料プランでは1日最大10クレジット(1曲生成につき5クレジット消費)が付与され、1日2曲まで無料で生成できます。商用利用には有料プランへのアップグレードが必要です。
プロンプトの基本構造を理解する
Suno AIのプロンプトには大きく2つの入力欄があります。
①Song Description(シンプルモード)
「どんな曲か」を自然な文章で書く入力欄です。英語が最も精度が高いですが、日本語でも動作します。例:「Upbeat J-pop with electric guitar and female vocals」
②Custom Mode の3つの要素
Custom Modeでは以下の3つを個別に設定できます。
- Lyrics(歌詞):歌詞をそのままテキストで入力。メタタグで構造を指定できる
- Style of Music(音楽スタイル):ジャンル・楽器・雰囲気をカンマ区切りで列挙
- Title(タイトル):曲のタイトル(省略可)
プロとアマチュアの差が出るのはこのCustom Modeの使い方です。以降でそれぞれのコツを詳しく解説します。
プロンプトのコツ5選
コツ①:ジャンルは「重ねがけ」で個性を出す
単一ジャンルを指定するより、2〜3つのジャンルを組み合わせると独自性のある楽曲が生まれます。
- ❌ 弱い例:「pop」
- ✅ 強い例:「city pop, lo-fi, jazz fusion」
- ✅ 強い例:「dark ambient, neo-classical, cinematic」
特に相性の良い組み合わせとして「シティポップ+ボサノバ」「トラップ+オーケストラ」「ドリームポップ+シューゲイザー」などがクリエイターの間でよく使われています。
コツ②:楽器を具体的に指定する
「Style of Music」欄に楽器名を英語で入れると、その楽器が前面に出たアレンジになります。Suno AIが認識する代表的な楽器キーワードを以下に示します。
- 弦楽器系:electric guitar, acoustic guitar, bass guitar, violin, cello, shamisen
- 鍵盤系:piano, electric piano, synth, organ, harpsichord
- 管楽器系:trumpet, saxophone, flute, trombone
- 打楽器系:drums, drum machine, 808 bass, taiko, bongo
- その他:theremin, banjo, koto, erhu
「solo piano」「prominent bass guitar」のように役割を示す形容詞を前置きすると、その楽器が主役のアレンジになりやすいです。
コツ③:メタタグで歌詞構造を制御する
Lyricsの入力欄では、大括弧[]でメタタグを書くことで楽曲構造をコントロールできます。主要なメタタグは以下のとおりです。
[Intro]:イントロ部分(歌詞なしでOK)[Verse]:Aメロ[Pre-Chorus]:Bメロ[Chorus]:サビ[Bridge]:ブリッジ・転調パート[Outro]:アウトロ[Instrumental]:歌なしの演奏パート[Spoken]:語りパート
実際の記述例:
[Intro] (ギターフレーズ) [Verse] City lights shine on wet pavement I walk alone, chasing your shadow [Chorus] Neon dreams, can't hold you close City pop nights, I miss you the most [Outro] Fade into the skyline...
このようにメタタグを正しく使うと、イントロ→Aメロ→サビ→アウトロという一般的なポップス構成を再現でき、完成度が格段に上がります。
コツ④:雰囲気・BPM・キーも言語で伝える
テンポや雰囲気を言葉で指定することも有効です。「fast」「slow」より具体的なBPMや雰囲気ワードを使いましょう。
- テンポ:「120 BPM」「slow ballad tempo」「uptempo」
- 雰囲気:「melancholic」「euphoric」「tense」「nostalgic」「ethereal」
- キー:「in A minor」「in C major」「dark minor key」
- 時代感:「80s synthpop」「90s R&B」「early 2000s emo」
コツ⑤:ボーカルスタイルを細かく指定する
Suno AIはボーカルの性質も指定できます。以下のキーワードが特に効果的です。
- 声質:「female vocal」「male vocal」「choir」「falsetto」「raspy voice」「smooth voice」
- 言語:「Japanese lyrics」「English lyrics」「French lyrics」
- スタイル:「whisper」「operatic」「rap」「spoken word」「a cappella」
- インスト指定:「no vocals」「instrumental only」
なお、「no lyrics, instrumental」と明記するとボーカルなしのBGMが生成できます。YouTube BGMや映像作品のBGM制作に向いています。
生成した音楽をDAWに取り込むワークフロー
Suno AIで生成した音源はMP3でダウンロードできます。ここからさらにクオリティを高めたい場合は、DAWに取り込んでミックス・アレンジするのが定石です。
ステップ1:ステム分離で素材を分解する
ダウンロードしたMP3をそのままDAWに取り込んでもよいですが、ボーカルとバックトラックを分離することで編集の自由度が大幅に上がります。LA StudioのAIステム分離ツールを使えば、ブラウザ上で無料でボーカル・ドラム・ベース・その他に最大6トラック分離できます。インストール不要なのでSuno AIと同じブラウザ完結の環境のまま作業できます。
ステップ2:DAWでアレンジ・ミックスする
分離したステムをDAWのトラックにそれぞれ読み込み、以下のような編集を加えます。
- 不要な部分をカットし、必要なセクションだけを使う
- EQで各トラックの音域を整える(ボーカルは200Hz以下をカット等)
- リバーブ・ディレイで空間を演出する
- コンプレッサーで音量をそろえる
- 自分で弾いた楽器やボーカルを追加して「自分の色」を加える
ステップ3:ノイズ除去でクリーンアップ
AI生成音源には稀に不自然なノイズが混入することがあります。AIノイズ除去ツールを使えば、ホワイトノイズや環境音を自動で除去できます。特にボーカルトラックに適用すると効果的です。
Suno AI生成曲を活かすプロのプロンプト実例集
ここでは実際に使えるプロンプトをジャンル別に紹介します。いずれもStyle of Musicに入力する想定です。
シティポップ系
city pop, japanese pop, 80s, electric guitar, bass, saxophone, smooth female vocal, nostalgic, 100 BPM
映像BGM(インスト)系
cinematic, orchestral, epic, strings, brass, taiko drums, emotional, no vocals, instrumental only, 90 BPM
Lo-fi HipHop系
lo-fi hip hop, chill, jazz, vinyl crackle, piano, mellow drums, no vocals, study music, 75 BPM
アニメソング系
anime opening, j-pop, upbeat, electric guitar, synth, energetic female vocal, japanese lyrics, 140 BPM
ダークアンビエント系
dark ambient, drone, horror, eerie, synthesizer, no vocals, atmospheric, slow, minor key
Suno AIの注意点と著作権について
Suno AIを活用する上で知っておくべき重要な点があります。
商用利用について
無料プランで生成した楽曲は商用利用が禁止されています。YouTube収益化・販売・広告への使用には有料プラン(Pro/Premier)が必要です。有料プランユーザーは生成楽曲の著作権をユーザー側に帰属させることができます(利用規約の詳細はSuno公式サイトで確認)。
既存アーティストのスタイル模倣
「〇〇というアーティストのスタイルで」という指定は技術的には可能ですが、特定アーティストの名前を直接プロンプトに入れることはSunoの利用規約違反になる場合があります。「80s British rock」「female singer-songwriter acoustic」のようにジャンル・時代・スタイルで表現するのが安全です。
よくある質問
Q. Suno AIは日本語で入力できますか?
A. はい、日本語のプロンプトでも動作しますが、英語のほうが精度が高い傾向があります。特にStyle of Musicの欄は英語で入力することを強く推奨します。歌詞(Lyrics)部分については日本語で入力すると日本語の歌詞が生成されやすくなります。
Q. 思い通りの曲にならない場合はどうすればいいですか?
A. まず「Regenerate」ボタンで同じプロンプトから再生成してみてください。それでも改善しない場合は、①プロンプトをより具体的にする(ジャンル名・BPM・楽器を追加)、②Custom Modeに切り替えてStyle of Musicと歌詞を分けて入力する、③メタタグで楽曲構造を明示する、の3ステップを試してみましょう。
Q. Suno AIで生成した曲はYouTubeにアップしても大丈夫ですか?
A. 無料プランでは非商用個人利用のみ可能で、YouTubeへのアップロードは収益化しない前提であれば認められています(ただし利用規約は定期的に変更されるため必ず最新の規約を確認してください)。収益化を伴うアップロードや商用利用にはProプラン以上が必要です。
Q. Suno AIで作ったBGMをさらにDAWで編集したい場合は?
A. まずMP3をダウンロードし、DAWに読み込みます。ボーカルとバックトラックを分けたい場合はステム分離ツールが便利です。LA StudioのAIステム分離はブラウザ完結で使えるため、Suno AIと組み合わせてブラウザだけで完結するワークフローが組めます。その後、LA Studioのエディタでミックスやエフェクト処理を加えることも可能です。
Q. Suno AIとMusicGenの違いは何ですか?
A. Suno AIはボーカル付きの完成楽曲生成が得意な商用サービスで、歌詞もAIが書いてくれます。一方、Meta製のMusicGenはオープンソースのモデルで、主にインストゥルメンタルBGMの生成に強みがあります。用途に合わせて使い分けるのが賢明です。
まとめ:プロンプト設計がAI作曲のカギ
Suno AIで「なんとなく音楽」を作るのは誰でもできます。しかし、ジャンルの重ねがけ・楽器の具体指定・メタタグによる構造制御・雰囲気ワードの活用・ボーカルスタイルの細かい指定という5つのコツを押さえることで、プロのリリースレベルに近いクオリティを実現できます。
また、生成した素材はそのままで終わらせず、ステム分離・ノイズ除去・DAWでのミックスというワークフローを組み合わせることで、完全にオリジナルの楽曲として昇華させることができます。ブラウザ完結でそのワークフローを実現したい方は、LA Studioも一度試してみてください。インストール不要でAIステム分離・ノイズ除去・マルチトラックDAW編集がすべてブラウザ上で完結します。
AI作曲はプロンプトという「言葉の設計図」を学ぶことで、誰でも自分だけの音楽を作れる時代になっています。ぜひ今日から試してみてください。