AI作曲MIDIで権利クリアBGMを作る完全ガイド【2025年最新】
AI作曲MIDIで「権利クリアなBGM」が誰でも作れる時代になった
「フリーBGMサイトで探しても自分のイメージに合わない」「商用利用できるか規約が複雑でわからない」——そんな悩みを持つクリエイターが急増しています。2025年、AI作曲ツールでMIDIを生成し、自分でアレンジして著作権フリーのBGMを作るワークフローが一気に現実的になってきました。
この記事では、権利処理済みデータで学習したAI作曲ツールを使い、商用利用可能なオリジナルBGMをゼロから作る具体的な手順を解説します。AIが生成したMIDIをブラウザ上のDAWで仕上げるまでの流れを、初心者にもわかるよう丁寧にまとめました。
注目ニュース:Amadeus CodeがMIDI生成AI「MusicTGA」を提供開始
2025年、音楽テクノロジー企業のAmadeus Codeが新たなAI作曲アプリ「MusicTGA」の提供を開始しました。最大の特徴は、権利処理済みの楽曲データのみを使って学習している点です。
多くのAI作曲ツールは学習データの権利関係が不透明で、「商用利用していいのか?」「著作権侵害にならないか?」という不安がつきまといます。MusicTGAはその問題をクリアしており、生成されたMIDIデータを商用コンテンツに使うことができます(詳細は最新の利用規約をご確認ください)。
MusicTGAが解決する「AI作曲の権利問題」
AI生成コンテンツの著作権問題は世界的に議論が続いています。米国では米著作権局がAI生成物の扱いについて継続的にガイドラインを更新しており、日本でも文化庁が検討を進めています。こうした状況の中、学習データ段階から権利をクリアにしたツールの登場は、DTMerや映像クリエイターにとって非常に重要です。
- 権利処理済みデータで学習 → 「学習時の著作権侵害」リスクがない
- MIDI形式で出力 → 自分でアレンジすれば生成物の著作権は自分に帰属
- 商用利用を想定した設計 → YouTube収益化・ゲームBGM・CM音楽にも活用可能
そもそも「権利クリア」なBGMとは?初心者向けに解説
BGMの権利には主に3つの要素があります。
①著作権(作曲・編曲・作詞の権利)
楽曲を創作した人が持つ権利。日本では作者の死後70年間保護されます。AIが生成した楽曲の著作権については現在も議論中ですが、人間がAIをツールとして使い、創作的な判断を加えて完成させた楽曲には著作権が認められる可能性が高いとされています。
②著作隣接権(実演家・レコード製作者の権利)
演奏家やレコード会社が持つ権利。自分でMIDIから音源を鳴らして録音する場合、この権利は自分自身が持つため問題になりません。
③学習データに関する権利(新しい問題)
AIがどんな楽曲データで学習したかが、生成物の権利に影響する可能性があります。MusicTGAのように権利処理済みデータを使う設計は、この問題への一つの回答です。
AI作曲MIDIを使った「著作権フリーBGM」の作り方【具体的手順】
ここからは、AIが生成したMIDIをもとにオリジナルBGMを仕上げるまでの実践的なフローを解説します。
ステップ①:AI作曲ツールでMIDIを生成する
まずMusicTGA(または後述の代替ツール)を使い、楽曲のMIDIデータを生成します。
- MusicTGAにアクセスし、ジャンルやムード(明るい・落ち着いた・緊張感のある、など)を選択する
- テンポやキーの設定があれば指定する(不明な場合はAIにおまかせでOK)
- 生成ボタンをクリックし、MIDIファイル(.mid)をダウンロードする
ポイント:一度に複数パターンを生成し、気に入ったものを選ぶのが効率的です。AI生成のMIDIはあくまで「素材」。次のステップで自分色に編集することで、オリジナリティが生まれます。
ステップ②:MIDIをブラウザDAWに取り込む
生成したMIDIはDAWソフトに読み込んで編集します。インストール不要のLA Studio(ブラウザ版無料DAW)なら、MIDIファイルをドラッグ&ドロップするだけで取り込めます。
- LA Studioをブラウザで開く(登録不要、無料)
- ダウンロードしたMIDIファイルをエディタ画面にドラッグ&ドロップ
- トラックとしてMIDIリージョンが配置される
- ピアノロールをダブルクリックして音符の編集画面を開く
ステップ③:ピアノロールでMIDIをアレンジする
AIが生成したMIDIをそのまま使うのではなく、自分で編集・アレンジを加えることが重要です。これにより「自分の創作物」としての要素が強まります。
- 音符の追加・削除:気に入らない部分を書き換える
- コード進行の変更:同じメロディでも雰囲気ががらりと変わる
- リズムパターンの調整:タイミングをずらしてグルーヴを出す
- 楽器パートの追加:ベースライン、ドラム、コード伴奏などを足す
LA StudioのAI次音予測機能(Tabキー)を使えば、入力中に次のノートをAIが候補として提示してくれるため、アレンジのアイデアが広がります。
ステップ④:音源(インストゥルメント)を選んで鳴らす
MIDIは「演奏指示データ」なので、それを鳴らす音源が必要です。LA Studioには以下のプラグインインストゥルメントが内蔵されています。
- Salamander Grand Piano:リアルなグランドピアノ音源
- Sonatina:オーケストラ楽器群
- Surge XT:プロ品質のシンセサイザー
- Dexed:往年のFMシンセ(Yamaha DX7互換)
- Vital:モダンなウェーブテーブルシンセ
ジャンルに合わせて音源を選び、ピアノロールのトラックに割り当てるだけでリアルな演奏が得られます。
ステップ⑤:ミキシングとエフェクトで仕上げる
複数のトラックを組み合わせたら、ミキサーでバランスを整えます。
- 各トラックのボリューム・パン(左右定位)を調整する
- リバーブをかけて空間感を出す
- EQで不要な帯域をカット、必要な帯域をブーストする
- コンプレッサーでダイナミクスを整える
- マスタートラックにリミッターをかけて音量を整える
LA Studioには20種以上のエフェクトが内蔵されており、リバーブ・ディレイ・EQ・コンプ・コーラス・ディストーションなど、プロ品質のサウンドメイクが無料で可能です。
ステップ⑥:オーディオとしてエクスポートする
完成したらWAV/MP3形式でエクスポートします。これで「自分でAIを活用して制作した、権利クリアなオリジナルBGM」の完成です。
MusicTGA以外のAI MIDI生成ツール比較
2025年現在、AI作曲・MIDI生成ツールはいくつか存在します。それぞれの特徴を把握して使い分けましょう。
MusicTGA(Amadeus Code)
- 特徴:権利処理済みデータで学習、商用利用を想定した設計
- 出力形式:MIDI
- 向いている用途:商用コンテンツのBGM制作、安心して使いたいクリエイター
Mubert / Udio / Suno
- 特徴:テキストプロンプトから完成音源を生成。MIDI出力は基本非対応
- 向いている用途:すぐに使える完成BGMが欲しい場合。ただし学習データの権利については各社方針を確認
LA Studio AI音楽生成(ACE-Step / MusicGen)
- 特徴:ブラウザ内でテキストや参照音源からBGM・伴奏を生成。生成した音源をそのまま同じエディタで編集できる
- 向いている用途:生成からアレンジまで一気通貫で行いたい場合
Basic Pitch(Spotify)
- 特徴:既存の音源ファイルをMIDIに変換するオープンソースツール。作曲AIではなく変換ツール
- 向いている用途:鼻歌や演奏をMIDIにしてアレンジしたい場合
商用利用する前に確認すべき3つのポイント
どんなAIツールを使う場合でも、商用利用前に以下を必ず確認してください。
①各ツールの最新利用規約を確認する
AIサービスの利用規約は頻繁に変更されます。「商用利用可」と書かれていても、サブスクリプションプランや用途に条件がある場合があります。利用直前に公式の利用規約ページを必ず確認しましょう。
②生成物への自分の創作的関与を記録しておく
AIが生成したMIDIをそのまま使うより、自分で編集・アレンジを加えた記録を残すと、著作権の帰属を主張しやすくなります。プロジェクトファイルや編集履歴を保存しておきましょう。
③使用する音源の権利も確認する
MIDIデータ自体がクリアでも、鳴らすために使うサウンドフォントや音源ライブラリに商用利用制限がある場合があります。LA Studioに内蔵された音源は商用利用可能なものが中心ですが、外部音源を使う場合はライセンスを確認してください。
AI作曲MIDIの活用シーン:こんな用途に最適
- YouTube動画のBGM:収益化コンテンツに使えるオリジナルBGMを低コストで制作
- ゲームBGM・インディーゲーム開発:ループBGMをジャンル・テンポ指定で大量生成してアレンジ
- ポッドキャスト・ラジオのジングル:短いブランドミュージックを手軽に作成
- 企業VP・プレゼン動画:既存BGMの使用料を気にせずオリジナルを用意
- 作曲の練習・学習:AIが生成したコード進行やメロディを分析してアレンジ力を鍛える
よくある質問
Q. AIが作ったMIDIに著作権はありますか?
A. 現時点では、AIが完全に自律的に生成したコンテンツには著作権が認められないとする考え方が主流です(日本・米国ともに)。ただし、人間がパラメータ設定・選択・編集など創作的な関与をした場合、その部分には著作権が生じる可能性があります。AIをツールとして積極的に活用し、自分の判断でアレンジを加えることが重要です。
Q. 権利クリアなAI作曲ツールと、そうでないものの違いは?
A. 大きな違いは学習データの権利処理です。インターネット上の楽曲を無断でスクレイピングして学習したAIと、権利処理済みデータだけで学習したAIでは、生成物の権利リスクが異なります。MusicTGAのように権利処理済みデータを明示しているツールは、この点でより安心して使えます。
Q. MIDIとオーディオファイルの違いは何ですか?
A. MIDIは「どの音を・いつ・どの強さで弾くか」という演奏指示データです。それ自体に音はなく、音源(シンセや音源ソフト)と組み合わせて初めて音が鳴ります。一方、MP3やWAVは実際の音の波形データです。MIDIの利点は後から自由に音色・テンポ・コードを変更できる点にあり、アレンジの柔軟性が高いです。
Q. 作ったBGMをYouTubeで使っても収益化できますか?
A. 利用規約で商用利用が許可されているAIツールで生成・アレンジしたBGMであれば、YouTube収益化に使用できます。ただし、Content IDによる誤検知が発生することがあります(特に学習データに既存楽曲が含まれるAIの場合)。MusicTGAのように権利処理済みのツールを使うことで、このリスクを低減できます。
Q. 音楽の知識がなくてもAI作曲でBGMを作れますか?
A. はい、作れます。AI作曲ツールはジャンルやムードを選ぶだけでMIDIを生成してくれます。ただし、より高品質でオリジナリティのあるBGMを作るためには、DAWの基本操作と簡単な音楽理論(コード・スケール)を学ぶと大きく差が出ます。LA Studioのようなブラウザ内DAWは直感的なUIで初心者にも使いやすく、学習しながら制作を進めるのに適しています。
まとめ:AI作曲MIDIは「権利クリアBGM制作」の新しいスタンダード
Amadeus CodeのMusicTGA登場に象徴されるように、権利処理済みデータで学習したAI作曲ツールは、商用クリエイターが安心してBGM制作できる環境を大きく前進させています。
重要なのは、AIを「完成品を出してもらうもの」ではなく「創作のスターターキット」として捉えることです。AIが生成したMIDIに自分のアレンジを加え、音源・エフェクトで仕上げる——このプロセスを通じて初めて、本当の意味で「自分のBGM」が完成します。
生成したMIDIをそのままブラウザで編集・仕上げまで行いたい方は、インストール不要で全機能無料のLA Studioを試してみてください。ピアノロール、プラグイン音源、エフェクト、ミキサーまで揃っており、MIDIのドラッグ&ドロップから最終的なオーディオエクスポートまで一気通貫で完結します。