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MIDIピアノロールでコード進行を打ち込む完全ガイド

MIDIピアノロールでコード進行を打ち込もう

DTMを始めたばかりの方が最初につまずくのが「コード進行の打ち込み方」です。楽譜は読めないけれど、好きな曲のような雰囲気を出したい——そんな悩みを持つ方に向けて、この記事ではMIDIピアノロールを使ったコード進行の基本から実践的なテクニックまでを徹底解説します。

MIDIとピアノロールの基本を理解する

MIDIとは「Musical Instrument Digital Interface」の略で、音そのものではなく「どの音をいつ・どの強さで弾くか」という演奏情報を記録する規格です。DAW(デジタルオーディオワークステーション)のピアノロールは、このMIDI情報をグラフィカルに表示・編集するツールです。

画面の縦軸が音の高さ(ピッチ)、横軸が時間を表しており、色付きのブロック(ノート)を並べるだけで演奏データが作れます。楽譜が読めなくてもOKなので、初心者に非常に優しい仕組みです。

コード進行の基礎知識

コードとは何か?

コードとは複数の音を同時に鳴らす「和音」のことです。例えばCメジャーコード(Cコード)はド・ミ・ソの3音を同時に押さえることで完成します。コードを組み合わせた流れが「コード進行」であり、楽曲の雰囲気や感情を大きく左右します。

初心者におすすめのコード進行

まずは以下の定番コード進行から始めましょう。Cメジャーキーを例に挙げます。

ピアノロールへの打ち込み手順

ステップ1:BPMとキーを設定する

打ち込みを始める前に、テンポ(BPM)と楽曲のキーを決めましょう。BPMは楽曲のスピード感を決定し、キーはどの音を中心に使うかを定めます。最初はBPM80〜100、キーはCメジャーがわかりやすくておすすめです。

ステップ2:コードのノートを入力する

ピアノロール上でCコード(ド・ミ・ソ)を入力する場合、C4・E4・G4の3つのノートを同じ位置(同じ時間軸)に並べます。ノートの長さは1小節や2拍など、曲の雰囲気に合わせて調整してください。

ステップ3:コードを4小節分並べる

王道進行「C → G → Am → F」であれば、4つのコードをそれぞれ1小節ずつ並べます。各コードの構成音は以下の通りです。

ステップ4:ベロシティを整えてニュアンスを出す

ノートの「ベロシティ(velocity)」とは音の強さのことです。全ノートを同じ強さにすると機械的になりがちなので、強拍のベロシティをやや高く(100前後)、弱拍を低め(70〜80)に設定するだけで一気に表情が出ます。

打ち込みをもっとリアルにするテクニック

アルペジオで動きをつける

コードの音を同時に鳴らす代わりに、下から順番に少しずらして鳴らすのが「アルペジオ(分散和音)」です。ピアノロール上で各ノートの開始タイミングを数tick(約10ms)ずつずらすだけで、ストリングスやピアノのような流れるような表現になります。

クォンタイズを使いこなす

クォンタイズとは、ノートの位置を指定したグリッド(16分音符など)に自動で揃える機能です。手で入力したノートのズレを補正するのに便利ですが、100%かけると逆に機械的になるため、50〜80%程度にとどめてヒューマンな揺れを残すのがコツです。

コードボイシングを変えてみる

同じコードでも音の配置(ボイシング)を変えると印象が変わります。例えばCコードを「C4・E4・G4」ではなく「E3・G3・C4」(第1転回形)にするだけで、ピアノらしいなめらかな動きが生まれます。隣り合うコード間の音の移動距離をなるべく小さくする「ボイスリーディング」を意識すると、プロっぽいサウンドに近づきます。

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